2024/10/15

ブドウの出荷・販売終了と反省

 
 
今年は予想外の猛暑のためか、9月3日の時点でブドウの木33本の内、28本が糖度18度を超していた。「出荷はピオーネ糖度16度、シャインマスカットは18度から可。」(写真上)
JAの出荷許可(選果場稼働)が出たのが9月8日。同日、急いで販売、出荷を開始(写真中)したが対応の遅れと猛暑に伴い、晩腐病やサビ病、茎枯病に加えカスリ症などの生理障害も相次いで発生した。そのためピオーネが品不足を生じ、何とか予約注文のお客様だけは捌けたが、予約外のお客様は全てお断りさせて頂いた。
収穫開始から4週目の頃から袋の中にスズメバチが侵入して果肉を食べ始めた。
結果、後半はスズメバチと茎枯病、晩腐病のために商品にならず大半が廃棄処分(写真下)となった。
緊急防除やスプリンクラーの使用等は十分に行ったのだが、「自然には勝てないね。」と農園長と話した。今後、異常気象や高齢に伴い廃業に向けて事業縮小の動きに拍車がかかるのは間違いないだろう。