2020/9/26

ヒガンバナ

毎日、ブドウの出荷に追われているが周りにはヒガンバナが咲いて秋の到来を感じる。
このヒガンバナは昔、飢饉の時などの最後の非常食料として植えられたものであるが、中枢神経に悪影響を及ぼすアルカロイド毒があるため普段は食べることはない。
しかし、飢饉の時などには球根を水にさらして毒を抜き、豊富な澱粉を食べていたと天明の飢饉の記録に残っている。
この美しい花を見ていると「人柱地蔵」「三界万霊碑」・・・「土粥・・・・」等々悲しい事ばかり脳裏に浮かんでくる。